アノ作品の次回作はどーなってる? SYUPRO-DX×あきづきりょう『ドブネズミ』祝連載開始座談会!!

掲載日時 2016/06/03 11:00

 ついに連載が始まった『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』のコミカライズ。これを記念して、原作者のSYUPRO-DXメンバー3人(浜中氏・横田氏・入間川氏)と、漫画担当のあきづきりょう氏による、座談会を敢行! 本作担当編集が聞き手となり、コミカライズに対するそれぞれの想いや驚きの制作秘話、さらには今後の展開など大放談していただいたぞ!


SYUPRO-DX代表
浜中剛

 クリエイター集団"SYUPRO-DX"の代表でありながらプログラマーもこなす。高校の同級生だった横田氏と芸人を目指していたことも。

企画・シナリオ担当
横田純

 SYUPRO-DX作品の企画とシナリオを担当しながら、劇団にも所属。彼が浜中氏をお笑いの道へ誘ったことがすべての始まりだとか!?

サウンド担当
入間川幸成

 ほぼすべてのSYUPRO-DX作品の音楽を手掛ける。浜中氏とは小中の同級生。現在は、ロックバンドのギター&ボーカルとしても活動中。

▲SYUPRO-DXの活動拠点は、埼玉県の元加治駅近くのアパート。彼らの地元でもある自然あふれる穏やかな地で、あのような独創的な作品が生み出されるのだ。

漫画家
あきづきりょう

 ギャグ、シリアス、バトルなどジャンルを問わず様々に描き分ける作家。趣味は映画&海外ドラマ観賞でメイド好きな流浪の漫画家。


『ドブネズミ』らしさを
漫画でどう表現するか――

――先日5/27(金)、第3話を公開したところですが、自分たちのアプリがコミカライズされるのは初めてですよね? 実際に漫画になった感想はいかがですか?

浜中
 このクオリティで漫画にしていただけるとは思っていなかったので感激しました。各キャラクターのシルエットをすごくきれいに描いてもらってるなぁ、と。
横田
 本当にそうですね。ネームが上がってくるのが楽しみになっています。ドット絵だったものが、ここまでイキイキとしたキャラクターになっているのは、うれしくなりますね。
入間川
 僕らもファンのひとりとして普通に楽しんでいますよ。ドレアさんのおっぱいが大きく描かれていて、僕は大満足でした(笑)。酒場の女将が巨乳だと安心するじゃないですか。
あきづき
 いやーありがとうございます。

――そこは編集部としてもお願いしたところで。とにかく色っぽくしてくれと。


浜中
 しかし、ウチの『ドブネズミ』を漫画にするのは、結構大変だったと思うのですが……。
あきづき
 はい、大変です。依頼を受けた当初と話が違ってきているので、今現在も少々戸惑っています(笑)。

――うーん、たしかにもうちょっと簡単な構成で依頼してましたよね? 


あきづき
 ゲームが1フロアごとの構成になっているから、見開きか4ページぐらいの漫画でもっとサクサクといけるイメージでした。それを週刊ペースでやりたいと。でもその後に練っていったら、どうもそういうふうにはならなくて……。

――そうでしたね。


あきづき
 最初はひとり1ページで計100ページぐらい、少し足しても160ページぐらいの想定だったのが、実際にはひとり4ページ以上かかっている。これ以上多くなると単行本にまとまらないので、今はひとり3~4ページでまとめようとしていますが、それでも300ページは超えるという……。

――というわけで、キャラクターごとに表組みを作って整理しているところですよね。


あきづき
 しっかり見せるキャラクターとダイジェストにしてもよいキャラクターの判断をしないと、さすがにボリュームがありすぎて大変。ある程度見慣れたキャラクターと主人公の会話劇を楽しく見せると読者も読みやすいかなと考えています。毎回新しいキャラクターが出てくるのも疲れてしまいそうで。
浜中
 これって名前だけでも全員出す予定なんですか?

――今のところはそう考えていますね。


浜中
 元がドット絵ですから、全員描いていくとなると大変ですよ。

――デザインに関しては、あきづきさんが頑張るしかない。


あきづき
 前半のキャラクターは特にユーザーの愛着も強いでしょうから力が抜けない。そして後半は、クセのあるキャラクターが多くて気が抜けない。つまり、ずっと厳しい……(笑)。
一同
 (笑)。

――漫画にして改めてキャラクターが多いのを実感しますよね、この作品(笑)。いずれキャラクター人気投票をしたいですね。


浜中
 あ、それいいですね!
横田
 僕らもみなさんに聞いてみたいです。
あきづき
 投票結果で掘り下げるキャラクターを決めるのもいいかも。

――では人気投票は前向きに検討するとして、あきづきさん的に難しく感じている部分は他にありますか?


あきづき
 どうしたら『ドブネズミ』っぽくなるかというところですね。キャラデザは問題なくイメージを描き起こすことができたのですが、いざ構成を考えたときに勇者をしゃべらすかどうかで揉めたじゃないですか。

――ああ、揉めましたね。


あきづき
 しゃべらせたらダメとなったけど、しゃべらせないで話を進めていこうとすると周りで動かさなきゃいけなくて、それだとページ数がかかる。でも、勇者がどうにかしないと話が進まないし……というジレンマ。なんだかんだ悩みながら描いて、今のカタチになりました。
浜中
 そんな苦労があったんですね。でも、この仲間にするときの呪文をドット文字のフキダシにしたのは発明ですよね。

▲ゲームの雰囲気を残しつつ漫画的にアレンジした呪文使用シーン。

横田 見た瞬間、これはいいアイデアだと思いました。
あきづき
 もう、これだなと。このアイデアが出たときに、連載をやれそうだなと確信しました。最初は別の方式で進めていましたが、途中でパッと浮かんできたこのアイデアを急ぎ提案して……。

――当初は"手紙"にしてましたよね。これだとどうもずっと手紙にしていると飽きられそうで。とはいえ手紙以外のネタを毎回考えるのが大変そうでね。


あきづき
 また大変な割に面白くないぞ、と(笑)。なんかいい方法ないかと模索している中でこれが出た。一気にゲーム感が出た気がします。

――第2話でさっそくマカロンを仲間にしていますが、『ドブネズミ』らしい世界観が見せられましたね。


横田
 第3話でイルーカを口説くところですが、このドット文字のフキダシが割れるのがいいですね。
入間川
 この演出はゲームで取り入れても、ダイナミックな戦闘演出になるんじゃないかと思いました。
浜中
 たしかにそういう演出を入れたら、ちょっと割ってみたくなるかも。

▲手が早い武道家のイルーカは、好みの呪文以外は次々と粉砕!

――あら、ではぜひともバージョンアップで!

浜中
 えー……検討してみます(笑)。気長にお待ちください。


漫画版ならではの
オリジナル展開も検討!

――あきづきさんは現在、第4話(6/10(金)正午公開)の作業中ですよね?

あきづき
 はい。仕上げのほうに入っています。

――隔週ペースでの連載はどうですか?


あきづき
 もう、しんどくて……。
一同
 (笑)
あきづき
 今は締切が月に2回あるので、どこかで2話分を一度に描いて納められると慣れている月刊ペースになって気持ち的にラクになるんですが、なかなか難しいです。

――そこは気合いを入れて描くしか。


あきづき
 まさにそうなんですよ。今の4話目が終わったら、次で頑張って一気に3話分のネームを描きためて……なんて画策してはいます。

――ここまででSYUPRO-DXさんとしてなにか要望はありますか?


横田
 僕はもう大満足です。むしろ感化されて、先ほどのフキダシが割れる演出など、ゲームのほうに取り入れたい部分がいくつかあったりするぐらいで。
浜中
 今までドット絵のゲームだったものが漫画になるので、キャラクターもそうですが、表現の違いなどどうなるか気になるところはあります。
あきづき
 まず、キャラクターをどう膨らませるかは、情報が少ない分、盛り込むものが多い。なので、そのキャラクターが初めて登場した際の立ち絵には力を入れていますね。なかでも会心の出来だったのはマカロン。立ち絵と「すきだ」のあとのコマは、自分でもよく描けたなという気がします。

――読者からいただいた応援メッセージでも、「マカロン至極可愛いれす…」ってありましたね。

▲描いた本人も大満足! 読者からも"至極可愛い"と評判のマカロン。

入間川 とにかく酒場のドレアは魅力的ですよね。
浜中
 あのコマをぶち抜いた立ち絵は期待以上です。
あきづき
 彼女に限ったことではないですが、イメージを膨らませてインパクトが出るよう、気合いを入れて描いてます。もちろん4話目も……あっ、これはひどい(笑)。
(※4話の初校を見ながら)

――ドンペリとダイゼルとレオノラを一気に仲間にする回だ。


横田
 ああ、その3人はかなり濃いですね(笑)。
あきづき
 3人ともひどい人間なので、初めて大人の階段を登った直後に出会うには勇者もかわいそうで……。
浜中
 意外ですが、ダイゼルは人気なんですよ。
横田
 あいつ気持ち悪いからねぇ。
あきづき
 いやいや、僕もダイゼルは大好きなんですが、彼らと勇者の絡みを描くのは大変。彼も含めてゲームでは階が進むごとにキワモノがたくさん出てくる。
横田
 だいぶ先ですが、ずっと犬の鳴きまねをしているコヤナギとか、漫画ではどうなるか……。
あきづき
 あれはドット絵だからOKで、絵にしたときに狂っちゃうんですよ。実際に、ワンワン言ってる人間がいちゃいけないじゃないですか(笑)。
横田
 それは間違いないです(笑)。
あきづき
 なので、しゃべらせないことを前提とした勇者が、そういったやつらにどう対処するのかは悩みどころ。
浜中
 ゲームのようにはいかない?
あきづき
 簡単ではないですね。でも、勇者は大人の階段を登っていくので、少しずつ臨機応変さが出てくるよう見せていけたら。
横田
 そういった漫画ならではの展開は僕らも期待している部分ですね。
あきづき
 それでひとつ考えているのが、仲間にしたメンバーとの交流。ゲームだとずっと酒場にいますが、夜になると外に出て一度帰るとか、主人公が他の人たちと仲よくなって人間味を取り戻していくとか、そういうのを入れたりするのもどうかな、と。

――ゲームの世界観だと勇者は酒場の外に出ませんよね?


浜中
 あれは外に出ないことが面白いんじゃないかと構築したので、ゲームの場合は出さないようにしています。でも、漫画版の場合は、むしろ外に出てもらったほうが広がりも出ていいかなと思います。
横田
 外から酒場が増築されていく光景が見られたりするのはいいかも。
浜中
 あれ、異常なペースですからね。彼らが中に入って3人仲間にしているうちに2階ができている。
あきづき
 漫画的にも可能な描写なら、積極的に取り入れていきたいかな。

▲勇者が仲間を増やすごとに、その紹介料で酒場はどんどん増築されていく。

――そういう漫画ならではのオリジナル展開は、SYUPRO-DXさん的に問題ないですか?

横田
 ぜんぜん問題ないです。
浜中
 ぜひとも見たいですね。今までやりとりさせていただいた中で、作品のテーマを本当に良く汲んでくださっていると感じているので、オリジナル展開についても全く心配していないです。この先の展開がどうなるか、もうすでに読者として楽しみになっています。
あきづき
 近いところでは5階のジョンス戦が見せ場ですね。あそこはガッツリ見せようと考えています。ちょっとまだ展開は言えないですが、熱血アクション中心の2話構成で考えています。その先だと、中盤の山場がニセ勇者、終盤はヨコリン、それからラストシーンと、この4つが柱になるでしょうか。ただ、ゲームだとジョンスからニセ勇者までが長いので、そのまま漫画にすると1巻分ぐらい使ってしまいそう。

――そこは合間にキャラクターの日常を入れて、メリハリをつけたいね。ところで予定だと、ジョンス戦っていつごろでしたっけ?


あきづき
 今の予定だと……9月ぐらいでしょうか。

――えー見せ場がそんな先!? じゃ、やっぱり週刊連載にしないとダメかも、あきづきさん!


あきづき
 ええっ!? 今必死に月刊ペースにしようとしているところなのに……。
一同
 (笑)。

あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね
最新話掲載日:2017/04/14
『あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね』
漫画:あきづきりょう
原作:SYUPRO-DX

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